東日本大震災から1年
  
今日2012年3月11日は、東日本大震災から丁度1年になります。
日本の観測史上でも最大の災害被害を受けて、今日の新聞・テレビはこの1年を振り返り検証し今後にどう生かすべきかを伝えています。

この震災での人的被害は3月10日現在で、死者15,854人行方不明者は3,155人、そして避難・転居者は35万人と報じられています。
また地震津波で崩壊状態の東京電力福島第一原発からの放射能被害はいまだに終息の見通しが立っていません。

この未曾有の災害を被った被災者の方々は、今必死になって復興に取り組まれています。被災地は日々元気を取り戻しつつあります。
一方国の対応はなかなか進んでいません。与党・野党を問わず早急に災害対応に当たるべきなのに国会内で政争ばかりをしている様です。

1年前の夜、官邸では福島第一原発のベルトダウンの恐れがある事についても話されたそうです。そして放射能汚染に対しての避難対応にについても議題になったそうです。しかしそれは我々国民には公表されませんでした。必要な情報は早急に公表されるべきなのに、隠ぺいされたため、その後の避難地選択に重大な悪影響を与えました。

今日午後2時46分各地で慰霊祭が行われました。東京の国立劇場で行われた東京会場の慰霊祭では、天皇陛下も心臓バイパス手術を終えられ7日前に退院されたばかりにもかかわらず、会場に出向かれ慰霊のお言葉を述べられました。周囲の心配を退け出席されたそうです。
発生後7週連続で各被災地を見舞われて、被災者に直接お言葉を掛けられた陛下の国民を思うお気持ちが伝わってきました。

一方で大きな被害を受け、放射能の恐怖とも向き合っている自治体では国の早急な対応策を待ち望んでいます。今政治は震災復興を最優先にした審議を急ぐべきです。直ちに実行できるものや、法律の改正が必要なものなど、問題はあるかもしれませんが一日でも早い国としての対応を望んでやみません。

我々は2011年3月11日を忘れません。
被災された皆さんの事も忘れません。
一日も早い復興が出来ますよう祈っています。
がんばろう東北!  頑張ろう日本!


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