博多どんたくは、古くは治承3年(1179年)に始まった伝統的な民俗行事「博多松ばやし」(国の無形民俗文化財)を起源とし、領主への年賀の祝い事として始まり、その後博多町人が幾多の変遷を経て発展させたお祭りです。 「どんたく」の名称は、明治時代一時禁止されていた「松ばやし」を復活させる際に呼ばれ始めたもので、オランダ語のZondag(休日)がその語源と云われています。 昭和10年代の軍国主義時代に中断されましたが、戦後の昭和21年5月に8年ぶりに復活し瓦礫の町中に”博多どんたく”のお囃子を鳴り響かせて練り歩き、戦災からの復興に大きな勇気を与えたと云われています。そして昭和37年”どんたく”は市民総参加の「福岡市民の祭り・博多どんたく港祭り」となり今回で50周年を迎えました。今年は230万人の観光客が訪れ全国でも有数な祭りに発展しました。 |
2011年の博多どんたく写真 | |
---|---|
今年のどんたくパレードは九州新幹線の全線開通を祝って、駅前の道路でも行われました。どんたくと云えばやはり、この様な和服姿で練り歩く姿が一番ピッタリとしています。 三味線に太鼓、そしてしゃもじを叩いて街並みを練り歩くのが昔ながらの懐かしい風景です。 |
|
最近は外国特に東南アジアの方達も積極的に参加されています。 華やかで華麗な踊りで見物客の拍手をあびる隊も多くなりました。 このチームも2人1組で日本でいう扇子状のきらびやかな扇を組み合わせながら踊り舞って皆んなを喜ばせていました。 |
|
このチームは、参加者全員がそれぞれバラェティーにとんだ”ひょっとこ”のお面を被り、身ぶり豊かに踊りながら列を進めていました。 見物している子供たちの前では近寄って来て、身ぶり豊かな動作で大いに皆んなを喜ばせていました。 この隊は確か四国からの応援参加のチームだったと思います。 |
|
この日子供達が一番喜んで歓声を上げた、東京ディズニーシーから応援参加した、ミッキーマウス隊の自動車パレードです。 車の上から身ぶり豊かに、子供たちに向かって盛んに愛嬌を振りまいていました。 子供の親達も、携帯電話のカメラで盛んにシャッターを切っていました。 |
|
昔は市内電車が走っていて、どんたくの時は電飾で飾った花電車が走っていましたが、今は市電が廃止になったため、バスに電飾を施して、市内の幹線沿いをゆっくりと走っています。 今年は6台の花自動車が走っていましたが、これはそのうちの3台とでくわして、撮影しました。 |